!が増えるのってわかりにくいよな
2009年 05月 10日
ナンバー3
夢は歴史に名を残すことだ、これが私、秋那・テーリッツの野望であった。
セイギマンディバインが何度も変身する様子を見ながら私は将来の夢について考えていた。
録画していたビデオを消す。
セイギマンが生誕してから50年がたっているそうで、今回のやつは近頃出てきたセイギマンが大集合するそうだ。ネタの枯渇か?と揶揄するのを我慢するだけの気持ちが私にもあった。
だが、まあおもしろかった。一家に1人欲しいな収納に便利そうで。
しかしこのビデオ、録画した本人が帰ってこない、弟のティガーだ。やつの趣味は家出だそうで、将来の夢は家出少年であろう。
しかたないそろそろマキータも心配を始めるだろうし私が探しに行ってやろうか。
アームヘッドをため込んでいる倉庫に着く、そこにはセイントメシアの系列機が並んでいた。中でも目を引くのが仲良く並んでいる赤と黒のアームヘッドだ。雪那とマキータのセイントメシアだ。リアルメシアとセイントメシアダークサードである。白でほぼ統一されたセイントメシア系の中で異質を放つ存在だ。
だがもう一機隅の方を見ると異質を放つ機体があった。セイントメシアで一番最初に作られたゼロである。
これを見るとティガーがいつもよく言っていることを思い出す。
”これだけ明らかに何かが足りていない。不完全なまま作られている。何というか調和していない。途中まではものすごくよくできているのに何かが欠けている。それを不完全なもので補っているために未完成である。”
のような偉そうなことを。
平幸おじいさんの才能を最も多く受け継ぎアームヘッド設計の才能がティガーにあることは私も理解している。つまり弟がアームヘッドに何か、革命を起こすのでないのだろうか?
これは私の買いかぶりか?
だがそうだとしたら私の名ではなくティガーの名が歴史に残るかも知れない。
そんなことを思いながらドーナツを食べに家に戻る。
家出のことは忘れていた。
夢は歴史に名を残すことだ、これが私、秋那・テーリッツの野望であった。
セイギマンディバインが何度も変身する様子を見ながら私は将来の夢について考えていた。
録画していたビデオを消す。
セイギマンが生誕してから50年がたっているそうで、今回のやつは近頃出てきたセイギマンが大集合するそうだ。ネタの枯渇か?と揶揄するのを我慢するだけの気持ちが私にもあった。
だが、まあおもしろかった。一家に1人欲しいな収納に便利そうで。
しかしこのビデオ、録画した本人が帰ってこない、弟のティガーだ。やつの趣味は家出だそうで、将来の夢は家出少年であろう。
しかたないそろそろマキータも心配を始めるだろうし私が探しに行ってやろうか。
アームヘッドをため込んでいる倉庫に着く、そこにはセイントメシアの系列機が並んでいた。中でも目を引くのが仲良く並んでいる赤と黒のアームヘッドだ。雪那とマキータのセイントメシアだ。リアルメシアとセイントメシアダークサードである。白でほぼ統一されたセイントメシア系の中で異質を放つ存在だ。
だがもう一機隅の方を見ると異質を放つ機体があった。セイントメシアで一番最初に作られたゼロである。
これを見るとティガーがいつもよく言っていることを思い出す。
”これだけ明らかに何かが足りていない。不完全なまま作られている。何というか調和していない。途中まではものすごくよくできているのに何かが欠けている。それを不完全なもので補っているために未完成である。”
のような偉そうなことを。
平幸おじいさんの才能を最も多く受け継ぎアームヘッド設計の才能がティガーにあることは私も理解している。つまり弟がアームヘッドに何か、革命を起こすのでないのだろうか?
これは私の買いかぶりか?
だがそうだとしたら私の名ではなくティガーの名が歴史に残るかも知れない。
そんなことを思いながらドーナツを食べに家に戻る。
家出のことは忘れていた。
by yosidagumi_nikuya
| 2009-05-10 20:39
| ジ・エンド