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by yosidagumi_nikuya
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カテゴリ:プレジャー・ソング( 13 )

プロポーズ

『わたしはあなたをしっている、そしてこいにおちた。あなたは地獄に堕ちて』
秋那は絶望をとして世界を見た。アームヘッドが存在するから、ティガーは消えてしまった。もうこんな星なんてどうでもいい。アームヘッドなんて全て死んでしまえばいい。

『秋那お姉ちゃん!?』
向こうのアームヘッドから声が聞こえる。ああテルミか。すごくどうでもいいな。忠告は無視したのね、どうでもいいけど。戦慄したかのように停止している三機のスケアクロウにゆっくりと近づくとアブソリュートオメガはなでるように触れた。

それは別の視点で見ればまさに一瞬の出来事だった。三機が一瞬でアームキルされた。そう見えた。
『アレが、血塗られた翼・・・』
ウィノナがつぶやく。

『ねえテルミ?』
秋那が問う。
『え?』
『あなたも死ぬ?』
アブソリュートオメガが消える。

一瞬アブソリュートオメガを目がとらえる。手刀を構え、それを振り下ろそうとする刹那だった。かわす時間は文字通り存在しない。マイティラバーズをアブソリュートオメガが粉砕する。

そのときだった。ウィノナがいった。
『なぜエイワズがこれをほしがったと思うの?』

粒子に分解されたマイティラバーズが再生する。
『パーティクルスタビライザー、粒子化安定装置。セイントメシアアブソリュートオメガのアンチアームヘッドよ。マイティラバーズはね』

アブソリュートオメガの第二撃、第三撃も効果がない。しかしその攻撃はミリコンマの世界のモノであり、マイティラバーズにも反撃の余地はなかった。

『テルミ!テルミ!テルミ!なぜティガーは死ななければいけなかったんだ!』
『秋那さん』
『なんだー!?言って見ろよ!』
『やめましょう、もうこんなこと』
『おまえに何が分かる!』

『待ちましょう』
『あ?』
『きっとティガーお兄ちゃんは帰ってきます』
『……………』

『わたしもそう思う』
黄色いアームヘッドが現れた。
『貴様はあ!?エイワズゥ!』

『エクジクト様』
『もう後はわたしに任せなさい、あなたたちの呼ぶ声が聞こえたからここに来た』
そういうとアビススカージは消えた。と同時にアブソリュートオメガも姿を消す。

光の交錯が何度か続いたあと、テルミ達は完全に彼女たちを見失った。

それが二人を見た最後だった。
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by yosidagumi_nikuya | 2010-08-11 23:28 | プレジャー・ソング | Comments(0)

呪怨の日6 復讐の亜神

『ね、ウィノナ。あいつら仲間じゃなかったの?』
『ショットガンの奴には敵味方なんか無いんだよ。テルミ』
白と黒のアームヘッドが争っているのを見て二人は話し合う。
『ところでどっちにつく?』
ウィノナがテルミに問う。

『黒くない方』
テルミが即答する。
『そうね』
ラストダイナソーがセンチュリークリーパーに向かって突進する。バーニアをふかせ加速し突っ込む。

センチュリークリーパーはすらりとそれをかわす。
『わざわざやられに来てくれたのか糞ガキ!』
センチュリークリーパーはラストダイナソーの方を向く。

『何をやっている!逃げなさい!あなたがやられたらソード隊長に申し訳が立たない!』
スケアクロウから通信が入る。
『安心しなさいアドバイザー』
『ウィノナ?』
『テルミ、やりなさい』
テルミはラストダイナソーの“秘密”と書かれたボタンを押す。ラストダイナソーは大きく口を開け、スケアクロウの頭を喰った。
『え?』
『ぎゃははは、何やってやがる?』

『ラストダイナー。アームヘッドモード!』
テルミとウィノナの声が揃う。
『なん・・・だと・・・』
キャタピラが足になり、羽から腕が映え、恐竜の頭から、さらに首が生えた。首から顔に掛けてアームホーンが大きなサングラスのように展開する。
『マイティラバーズ!』

『おもしろくなってきたじゃねーか!』
センチュリークリーパーがマイティラバーズに向かう。超振動剣を展開し、斬りかかる。

そのときだった。ショットガンは妙な感覚を覚える。おかしい。身体が軽い。いつ攻撃を受けた?マイティラバーズの他に見知らぬアームヘッドが一機。
『さようなら』
ショットガンは最後にその冷たい声を聞いた。アブソリュートオメガの声を。
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by yosidagumi_nikuya | 2010-08-11 22:57 | プレジャー・ソング | Comments(0)

呪怨の日5夜の囁き

『えげつない能力だぜ』
ショットガンは自機以外は落とされ、8対1になった状況を見てつぶやく。
『降参しますか?ショットガン』
『誰がするかよ!』
目の前の一体のスケアクロウにレーザーを放つ。スケアクロウはその攻撃をかわす。
『八体で感覚を共有しているのか、不意打ちも効かないというわけだな』
『これで終わりですよ、ショットガン』
スケアクロウがセンチュリークリーパーに向かって一斉に攻撃の構えをする。
『ああ…終わりだな』
センチュリークリーパーを中心に闇が広がる。
『また、ネザー・ゴーか!芸のない奴め!』
かまわず、一斉射撃を行う。すると闇が形を変え出す。

『”ボイスオブプロテウース”』
『え?』
スケアクロウ達がセンチュリークリーパーを見失う。
『これはおまえにはじめてみせる能力』
ダメージの感覚、一機落とされた。
『予言だよ』
また一機。
『まさか、全領域支配?』
また一機。
『融合の果てに得た親和能力。これが俺の進化の結果だよ』
また一機。
『まさに、これで終わりだな』
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by yosidagumi_nikuya | 2010-08-11 22:40 | プレジャー・ソング | Comments(0)

市場調査部によると(ry

いつもは終わったとに解説入れるけど、たまには途中で入れてもいいよね?


プレジャーソング解説

タイトルについて

とりあえずノリと響きでつけた。むしろそれ以上の意味はない。サブタイトルのほうはmtgのカード名からとっている。呪怨の日は適当。

ウィノナ

とりあえず出会いと別れと再会って言う話にしようとだけ思ったのね。まあ詰め込みすぎというのは分かっています。年下でも年上に見えるアームヘッドならおk?なあイブさん。

むしろタイトルはウィノナのほうが良かったんじゃあ。アイリーン・サニーレタスは多分直系。というかは言っているアルバムが一緒だしな。むしろそのネタを引っ張っている部分があります。

LBFG

悪役。ただし必要かどうかは微妙。結構後付けだし。ローファイボーイ・ファイターガールの略であるのは言うまでもない。この名称なのはどっかの記事でバスターズの名称をこっちにしようと画策してるってのを見たから。つまりリトルバスターズ作戦へ当てつけという意味がメタ的にある。

アドバイザーとショットガン以外の影が薄いのは仕様です。むしろその二人やソードも(ry
ショットガンはマシンガン、シーはエア、ランスはソード、アドバイザーはリーダーのオマージュ的な。かぶってるのがいるけど。パイドパイパーは出てなかった気がするので。モールタウン・プリズナーはロックンロール・シナーズのプロトタイプらしい。逆じゃね?と思うかも知れないがリリースの順番がだな。
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by yosidagumi_nikuya | 2010-07-08 21:46 | プレジャー・ソング | Comments(3)

呪怨の日4 粗野な覚醒

世界が滅んでいく。この絶滅から取り残された哀れな恐竜は僕の墓所にふさわしいのかも。アームヘッドの襲来で聞こえもしなくなったラジオを聞きながらテルミは思う。

いつの日かしっぺ返しを喰らう、っていわれていた環境汚染とかそういう話だっけ?確かにしっぺ返しを人類は喰らったことになる。大切なパートナーだったアームヘッドを道具として酷使したのは誰?一体これは誰の罪?これが最後の審判?

究極の絶望は笑みしかもたらさない。悟りにも似た諦観は恐怖を紛らわせてくれた。人類にとってアームヘッドはなんだったのか?アームヘッドにとって人類とはなんだったのか?


僕にとってウィノナとはなんだったのか?

残された最後の時間に空回りするその考えは何度もそこで止まっていた。思考の袋小路には扉が一つついていてその扉を開けるのにいつも戸惑っている。そこに何があるかを知っているから。

恥ずかしさなんて捨てて、その扉を開けた。

『ウィノナ』

彼はつぶやいた。










『何?』

返事は帰ってきた。
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by yosidagumi_nikuya | 2010-07-05 21:39 | プレジャー・ソング | Comments(0)
山田太郎はスルトの中で倒れていた。隣にはロキも一緒だ。ロバートとか言う奴は本当の意味での規格外だった。ソードとの決着に立つ気力も残ってはいない。それ以前にあの多数のアームヘッド、終焉の混沌において自分自身の無力さを呪った。そして祈った。なにに?何に祈ったのだろうか。


無気力に果てた、暗い暗い深淵の中、祈りは一つの光を見た。ユグドラシルに似た光を見た、清浄でありながらラグナロクの汚濁も併せ持った光が。

声が聞こえる。冷たい声のようでいて、妙に安心するような、守護神のようでいて大敵であるような。
『私は、アビス』
それは自らをそう名乗った。

アビスがなぜ自分のところへ来たのだろうか、山田は思案する。幸か不幸か壊れたスルトのモニターはアビスの醜悪な姿を写していない。

『私は全てのアームヘッドを救うために生まれました』
アビスは語る。手始めに俺を、いやスルトを助けに来たのだろうか?

アビスが触れるとスルトは次第に再生をはじめる、隣のロキも同様だ。そして同時にモニターがアビスの姿を写す。果たしてこれは敵なのか味方なのか?

『私は彼女を止めなくてはなりません、他のアームヘッドを救うのは残念ながらそれからです』
彼女?それは誰だ?と思うか思わないかのうちに、分解されるかのようにアビスは姿を消した。

それにあっけにとられていると一機のアームヘッドが近づいてくる反応がする。“ソード”だ!
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by yosidagumi_nikuya | 2010-07-05 21:06 | プレジャー・ソング | Comments(0)

呪怨の日2 反逆の行動

アームヘッド・ライダーといえど、アームヘッドに乗っていないと気を狙われれば弱いものだ。チッピィ・チューベローズはそのことを身をもって知っていた。彼はアプルーエでは名の知れたアームヘッド・ライダーだったが部下に散弾銃で撃たれて死んだ、とされている。

人間は進化するに当たって、武器を失っていった。と彼は考えている。そして次の進化は自ら武器の最先端となることだと、チューベローズだった男は思っている。自分自身が『散弾銃』となって、今の彼は貧弱な弱点を持たない、完全にアームヘッドと調和した存在『ショットガン』というリビングフィールドだ。


彼はすでにこちらについている二人に目配せをする。ソードが去った今、俺の復讐に目障りなのはアドバイザーただ一人。あいつを消そう、と彼は考える。ソードが御蓮への攻撃部隊に志願したのは好都合だった、復讐も抹殺も事故に出来る。俺に恥をかかせたガキはたとえ、エクジクトが重要視していても消させてもらう。

『やはり、そのつもりなんですね』
感づいていたのか、アドバイザーが通信を入れる。ごまかす必要すらない。三機のアームヘッドで、奴のスケアクロウを囲む。
『3対1だぜ?どうする?』
もちろん逃がす気なんてない。

テトラガンを構える。スケアクロウに逃げる気配はない。だがショットガンは次の瞬間を目を疑う。ぶれているのか?スケアクロウが複数に見える。
『これが奴の調和能力?』
そういえばはじめて見る。

スケアクロウは8体に分裂していた。
『調和能力”エイトクルセイド”,8対3ですよ?どうします?』
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by yosidagumi_nikuya | 2010-07-05 20:41 | プレジャー・ソング | Comments(0)
檻の外の月を見つめていた。私はここから逃げるつもりなんて無いけど、形式の問題だろう。看守だっていない。裏切り者はきっとあのアームヘッドもどきなんだろうけど、味方に危害を加えたのは私だし、仕方ないことだ。

休むこともない思考の繰り返しはサニーレタスの中のウィノナを確立できたのかも知れない。と私は思うようになった。感情というモノへの理解が進んだと言うことか?今はそれが少しおかしな表現だと言うことも知っている。

なぜ私はアレを守ろうとしたのだろう?奇妙な恐竜みたいなポンコツメカだ。エクジクト様はなぜ私の意見を聞き入れてくれたのだろうか?はじめて見た時から、エクジクト様は変わっていったように思える。


そんなことを思いながら運命の日は訪れた。そう1月17日、計画の決行日だ。その日、私の元にあのアームヘッドもどきの一人が訪れた。ソードとか言う奴だ。

『部下が悪いことをしたな、山田の息子が気になるんだろ?会いに行ってやれ』
唐突な言葉に驚いてしまった。
『しかし…』
『もうここには誰もいないさ、もう誰もこれを止められない。これで少しでも借りが返せたらいいんだ、あいつにね』

半ば無理矢理だったが、出て行ったのは私の意志だ。
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by yosidagumi_nikuya | 2010-06-14 20:50 | プレジャー・ソング | Comments(2)
『あのファントムともう会うのはやめときな』
すっかり変わってしまった秋那お姉ちゃんの声が何度も残響する。

あの日、はじめて空を飛んだ日から何日もたっていた。いつの間にか年も変わっていた。


でもそんなことはどうでもいいんだ。ウィノナはどこへ行った?真意を確かめたいんだ。真実を知りたいんだ。一体何が目的だったのか、他の人がどんな推測をしようともウィノナの口から確かめたかった。それが僕の心をどんなに傷つけても、今僕をさいなむこの感情よりはマシなんだ。

でも、次の日いつもの倉庫にウィノナはいなかった。その次もその次も。灰色の日々、もう僕は色を知ってしまったんだ。

『ティガー、ティガー…』
すっかり変わってしまったのは僕だけじゃない。秋那お姉ちゃんも変わってしまった。目の下にはクマができ、常にティガーお兄ちゃんの名をつぶやいている。時々全てのアームヘッドへの呪詛の言葉をつぶやくんだ。そして何より恐ろしかったのは、ティガーお兄ちゃんの残したセイントメシアアブソリュートオメガへの視線だった。そこだけが妙に生き生きしていた。
秋那お姉ちゃんが言うにはウィノナはお姉ちゃんの憎むべきアームヘッドだというのだ。

変わっていく世界に傷ついて、どうしようもない気分だった。いつしかあの倉庫に行くのもやめていたんだ。

そして1月17日を世界は迎えることになる。
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by yosidagumi_nikuya | 2010-06-14 20:35 | プレジャー・ソング | Comments(0)

ケース4 悪魔火

2029年12月27日

もう十二時回っていたんだ。これはパパに怒られるだけじゃ済まないな。まあウィノナがラスト・ダイナソーを動かして、言ったから仕方ない。
『これって、マルチネなの?』
ウィノナが聞いてくる。要は二人乗りなのって聞いているようだ。ラスト・ダイナソーは僕だと認証しないと起動しない。でも僕の手足の長さだと、操縦桿やペダルに届かない。僕とウィノナで協力して乗り動かすしか、今は方法がない。
ウィノナの膝の上に乗る、妙な気分だ。認証するためにはコクピットにいないと意味ないし、仕方ないよね。気を紛らわすために、ラジオをつける。
(緊急速報です)
ラジオは意外な事実を伝える。町を三機のアームヘッドが襲っている。しかもここの近くだ。ウィノナがさっとカーナビのテレビをつける。それを見てウィノナは傍目から見ても分かるように驚いた。
『あ、あいつら勝手に何やってるんだ、エクジクト様の許可はあるのか?』
『え?』
『おい、ニンゲン、このポンコツを発進できるか?』
ウィノナがはじめて怒鳴る。
『は、はい』
ラスト・ダイナソーが僕を認証して起動する。
『いくぞ、ニンゲン』
アクセルをめいいっぱい踏んだ、ラスト・ダイナソーは倉庫の壁をぶち抜いて滑走する、両翼を展開し、空に飛び立った。

町にはすでに炎が上がっていた。ゴレンの正規軍が対応に当たっている。エイン6型って奴か、だが三機のカスタムアームヘッドには歯が立たない。
『何をやっているんだ、ヒットメイカーの命令か?エクジクト様はこんなことを命令してはいない』
向こうのアームヘッドに対してウィノナが怒鳴る。
『俺自身の命令さ、俺はただただ壊したくって堪んねえのさ。それを邪魔させはしない、エクジクトにも、ソードにも、てめえにもな』
向こうのアームヘッドから返事が来る。
『我々に反逆するというのだな、ならばおまえ達は駆逐する』
ウィノナはラスト・ダイナソーのハンドルを切り、返事をしてきた黒い蜥蜴のようなアームヘッドに向ける。
体当たりをするつもりだ。ラスト・ダイナソーが蜥蜴に体当たりをしようとした時、星の明かりすら消え、光が全くなくなった。
『『ネザー・ゴー』、このセンチュリー・クリーパーにポンコツで挑んだことがおまえの愚かさだ、アームヘッド女』
暗闇で立ち往生したラスト・ダイナソーに敵の声が谺する。
暗闇に目がなれた時真上に敵のアームヘッドが乗っていた。
『さよならだ、お嬢ちゃん』

その瞬間だった、走馬燈と言うのだろうか、いろいろなことが思い出せた。『このボタンは本当にやばい時にしか押しちゃ駄目だ』
それは今じゃないのか?目の前に『危険』と書かれていたボタンを発見した時にはすでに押していた。

虹色の光線が暗闇を直進しているのを見た時には敵のアームヘッドは離れていた。
『てめえ?何しやがった』
蜥蜴の下半身は綺麗に消えていた。
『テ、テトラバスター?』
僕はつぶやいていた。そうこの武器はそういう名前だった。
『覚えていやがれ、次は潰してやる』
三機のアームヘッドが去っていく。
『いいのか?』
『粒子残量が』
敵の声がかすれて消えていった。
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by yosidagumi_nikuya | 2010-06-06 12:41 | プレジャー・ソング | Comments(0)