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by yosidagumi_nikuya
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第二話創生

真っ白な絨毯が血で赤く染まっている。
その中央にたっているヴァイスは狂っているようでも無くいたって冷静だった。
少なくともそうみえた。
このいかれた建国宣言は計画通りだというのだろうか。
だが計画がうまくいったという顔でもなくさも当然といった表情だった。

「おいきさま?」
ヴァイスがいった。
その言葉はうちの女帝ではなく私に向けられたものであるようだ。
私は衝撃的な光景を目の当たりにした後でいささか混乱しているようだ。
「お姫様を守らなくていいのか?ナイトよ。
首を失った腰抜けどもは巣に逃げ帰ったようだがな」
よく見るとほか兵士はもういない。
ご丁寧にアンモニア臭のする液体を残して。
「・・・・・・どうして?」
女帝が聞くとヴァイスは彼女を睨め付けた。
「どうかしたかい?お嬢ちゃん?」
聞こえるのかという小さな声で彼女は答えた。
私には正直聞こえなかった。
だが私より遠くにいるヴァイスには聞こえたようであった。
「何故生かしたかだと?
簡単だ御蓮にプラントの支援をしてもらいたいからだ」

ふざけるな。
私は剣を抜いた。
今まで剣を抜いていなかったという事実に驚かされた。
私はこいつに恐ろしいものを感じたのだ。

そして私の恐怖は実体化した。
そう”実体化”その表現が的確だ。
巨大な上半身。
武器みなほど長いホーン。
それは音もなく予告もなく現れた。
この冗談みたいな怪物がこの絨毯を赤く染めたのか。
「ジ・オリジンよ、そいつの相手をしてやれ。
プラントと組むことが御蓮のためであるということを教えてやれ。
我が主のためにいけ、創生(ジ・オリジン)」
by yosidagumi_nikuya | 2007-09-25 20:43 | ディアマイロード