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こんなブログで大丈夫か?


by yosidagumi_nikuya
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第四話アームヘッド

さてここで話は飛ぶのだ
ここらへんのはなしは私に聞くより教科書に聞いた方が早い

私が何をしてたって私は昇格した。
皇帝に気に入られた私は聖ジョーンズ攻略の総大将となったりお忍びで皇帝と買い物をしたり大忙しだった。
楽しかった。
彼の予言通り私たちは立場や民族国家を超え友情を結んだのかもしれない。


でもそれは今日終わる。
今日彼はすべてを語るのだ。

皇帝がいつも通り私を自分の部屋に招いた。
皇族や側近たちにも許されていない、私だけの特権だった。

ノックをすると皇帝が鍵を開け私を招いた。

意外と質素な部屋なので彼はそれをみんなに秘密にしたいだけかもしれないと初めて入ったとき思ったものだ。
皇帝が座れとイスを用意する。
「すべてを話すときが来た」
いつも通り質問する前に答えた。
「始まりは」


「兄弟神の対立、だがそれはすぐに終わった。
偉大なるものは勇者を派遣し終止符を打った」

「そうこれは異なる世界の話」

「だがそれはこの世界の鏡」

「この世界は避難地として母なる地球と似せて作られた」

「だがそれは流刑地として変わった」

「敗れた弟はやがて外なるものとともにこの地へ」

「偉大なるものは外なるものの復讐に先手を打った」

「絶対者だ」

「外なるものにさらわれた地球の住人我々の先祖からあらわれしもの」

「絶対者は弟神の闇の末裔を退けたが外なるものは再生者を用意した」

「だが再生者は外なるものを滅ぼし転生を修正した」

「これからだ、」

「これから我々の話になる」

「外なるものエクジコウは最後の呪いを残した」

「遙かな宙空を行き天体の軌道を貫く巨塊」

「それを止めれるのは俺と俺の創生のみだ」

「創生はやがて実体を得るだろう、たくさんの祖先たちが残した分身」

「アームコアが創生のたくさんの似姿を作るだろう」

「アームヘッドはこの地を守るのだ」

「転生をしなかった我々の先祖と我々が一体化するときが来るのだ」

「ここまで来たからにはうすうす気づいてるかもしれない」

「一体化したアームヘッドの能力」

「創生の能力は未来視だ」

ついに私は口を開いた彼がしゃべるより早く。

「じゃあ今それを話したのって?未来をみれることを他人に話すのってまさか?」
彼は目に涙を流しながら答えた。
「そうだ、もうおまえにこのことを話す時間はない、もうすぐおまえは俺をかばって・・・・・死ぬ」
by yosidagumi_nikuya | 2007-09-25 22:00 | ディアマイロード