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こんなブログで大丈夫か?


by yosidagumi_nikuya
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最終話我が主へ

思わず部屋を飛び出した。
未来視?アームヘッド?エクジコウ?
私の頭を未知の単語が錯綜する。
今までの勝利も栄光も奴の手のひらの上だったのか 。
私は奴の作る歴史という人形劇の登場人物に過ぎない。

ああ、恐ろしい実感する。
私は鍵を閉めていない。
そして皇帝に恨みをもつはそこら中にいる。

そう宮殿の中にも。
私ばかり優遇する皇帝に恨みを持つものもいるだろう。
ああ糸がみえる・・・。

私は来た道を戻った・・・・・・糸に引っ張られて。
予想通り、いや筋書き通り、怪しい人物が部屋に近づいてる。

失意の皇帝は気づいていない。
そのときわかった。

操り人形は彼の方だった。
運命への鑑賞券を得た代わりに干渉権を奪われた。
たとえ知っていても決定事項には干渉できない。

だが私はできる。
だからだ皇帝が最後まで話さなかったのは。

奴がこちらに気づいた。
逆賊は撃たねばならない。
隠してもっていたナイフを突き立てる。

刺さる実感。
私は最後の力を込め奴をぶん殴った。


こうして私は帝国最大の忠臣として歴史にのこっている。

ヴァイス、運命に逆らいしものの名を持つ皇帝はあらがえぬ運命をほかのものが克服できることを知っている。
その子孫は知っている。最後の呪いを覆す方法を。
神の祝福は500年。
それが期限宇宙の時間の一瞬
神聖プラント帝国はそのために生まれ花火のように消えるだろう。
by yosidagumi_nikuya | 2007-09-25 22:21 | ディアマイロード