第1話ゴレン
2007年 12月 15日
ターメトロ、その熱い地にそのマトランはいた。
彼の目的はただ一つ究極のマスクを作ることであった。
時や命、など伝説のエレメントを持つマスクを創造したい。
そして彼の考える究極のマスクとは神に近づくことのできるマスク。
その創造のためには何者も犠牲にしても・・・・・・。
彼の名はゴレン。
コーメトロやガーメトロで研究や学習をしオヌメトロで古代の知識を収集し一定の程度近づいていった。まずできたマスクの名は”ソウルプリンティング”、このマスクは彼が忘却というものを超越することを助けた。すなわち彼の研究スピードが飛躍的に上昇することになる。
残る三つのマスク”スプリット”、”ライ”、”リセット”、そしてそれらを超越する命のマスク”テトラ・ダイ”、時を操るクラナである”ルトラーダ”を作り上げることだった。しかし忘れないだけでまだ遠かった。
ゴレンには一人だけ友人がいた。トーアであるサイクルである。とある島から流れ着いたトーアであった。
ヴァキが監視する社会のなか密航者は摘発されるのであろうがゴレンは彼をかばった。
ゴレンにとって彼は研究対象であり護衛だった。
であるはずだった。
マスク作りに熱中し引きこもるゴレンはあまりいい目で見られてはいなかった。ヴァキも彼を政権転覆をねらう輩ではないかとも疑っておりそのことが彼への偏見に拍車をかけた。
しかしサイクルにとってそんなことはどうでも良かった。サイクルは仲間を失い孤独であったのでゴレンにも同情をせずにはいられなかった。
しかしゴレンはサイクルを捨てなければならなくなる。
ブラザーフッドオブマクータという組織があった。神であるマタ・ヌイに最も近い者達、その点が彼の興味をひいた。
それがいけなかった。
彼は知ってしまう。
グレート・カタクリズムの引き金となる最大の背天行為を。
そしてあろう事か彼はそれに感動してしまう。
この男もまた神になりたがっている。
それを実行に移せるその直前まで来ている。
彼はマクータに忠誠を誓った。
とりあえずこれは昔々の話です
アムヘ本編とも関係あったり
by yosidagumi_nikuya
| 2007-12-15 22:28
| エクジコウの誕生